幸先不安な出だしのルームシェア〜「カナダ在住Webデザイナーママのコラム」vol.8

2ヶ月間のホームステイは一般のカナディアン・ファミリーのライフスタイルを身近で感じられるとてもいい体験となりましたが、それ以降はルームシェアで生活をすることに決めました。

 

ホームステイからルームシェアにした理由

私がホームステイからルームシェアに切り替えた理由として、私の限られた予算では金額的にきつかったというのが1番大きいです。

私がお世話になっていたホームステイは、カナダドルで月額$900(日本円にすると9万円弱)でした。ホームステイに3食の食事は付いてはいますが、たまには平日に友人とお茶したり夕食をしたり、週末は1日中お出掛けしたりすることもあるので、そうなると食事代がさらにかかってしまうので、月10万超えはやむを得なかったです。

それに加えて、月1万円程の電車の定期代もかかりました。

私のホームステイ先はバンクーバー市から2つ離れたニューウェストミンスターという市だったので、電車代も結構かかるのです。

 

ホームステイで私が感じた些細な苦痛

私にとってもう一つ、ホームステイにおけるマイナーなデメリットとしては、夕食の時間に間に合わないときは電話をしなければならない、ということです。一社会人としてはごく当たり前のことなのかもしれませんが、私にはこれが意外と苦痛で^^;

せっかく作ってくれた夕食をお断りする申し訳なさ。そして、英語が全く使いこなせない私にとっての英語での電話はより聞き取りが難しく、毎回ホストマザーにあてたこの1本の電話をするのに気が重かったのを覚えています。

基本的に食事はホストファミリーに合わせた時間帯、タイミングなので、自由きままにノープラン、そのときの流れで決めるようなタイプの私には彼らの時間に合わせるのがちょっと面倒に感じてしまいました。

とざっくり、こんな理由でルームシェアを探すことになったわけです。

 

気づいたら引越し魔のような引越し回数

私は語学学校から専門学校までの留学期間中の約18ヶ月間で合計7件のルームシェアを体験しました。汗

単純計算すると1つの滞在先に3ヶ月未満。。若かったんだなあ~

もちろん年齢的にもフットワークが軽かったというのもありますが、引越しの際の荷物といえば、大きなスーツケース2つと大きめ旅行バック1~2つ程度で済んでいたので、身軽で簡単に引越ししやすかったということが、こんな引越し回数結果につながったのかと思います。

ルームシェア探しは、当時は英語に全く自信がないのでもちろん日本語サイト、JPカナダ[http://www.jpcanada.com/]という主にバンクーバーに住む日本人が利用する情報&掲示板サイトを利用しました。

英語をガンガン使って、現地の人とルームシェアしてみたいという人には、クレイグスリスト[http://vancouver.craigslist.ca/]という各国・地域ごとに住む人同士の情報交換サイトが一番有名です。

 

1件目のルームシェア:監獄。

ルームシェア最初の1件目は、私の本命の場所が空くまでの1週間弱の滞在先として紹介されたところです。

1週間弱だったからギリギリ耐えられたっていうようなところでした。築何年だろうかってほどの古い一軒家で、1階には4部屋あり、それぞれ4人の日本人女性たち、2階にも4部屋あり、その一つが私、その他3部屋には日本人男性2人にブラジル人男性1人という構造。同じ階の住民は私以外の全員が男性だったことに加え、私が一番抵抗を感じたのは、お風呂&トイレをその男性たちと共有ってことです。せめて、1階の女性達のところを使わせてほしかった。。

そんな不快感を管理人さんにうったえて交渉するほどの行動力を持っていない当時の私は、1週間弱の滞在だけだからしょうがないと、そのままの流れにまかせて、ひたすら次の引越しまで期間が過ぎるのをまだかまだかと待っていました。

年の功でか、おばさん根性丸出しになったのか、それともカナダ生活8年近くでこの自己主張社会に染まったからか、今の私なら確実に管理人さんに何らかの対策をお願いしていると思います。

そして、またそのお家の話に戻りますと、キッチンは2階の住民で共有、洗濯機・乾燥機はその家に住む全員で共有。私の個部屋は4畳くらいですかね。。小さな収納クローゼットがあって、シングルベット1つ置いたら、もう他に何も置けないって感じで、勉強机があったどうかはもはや記憶がありません。あの極狭の部屋での生活は一生で最初で最後の経験ですね。涙

ああ、あれは監獄のようなルームシェアだった。。出だしから幸先不安なルームシェア生活の始まりでした。

 

2件目のルームシェア:まあまあということにします。

2件目はカナダの日本人向け情報サイト、JPカナダ[http://www.jpcanada.com/]でいろいろ見て探し回った結果、見つけた本命の場所でした。月400ドル(約4万円)のところを今シーズンオフだから月350ドル(約3万5千円)にしてあげると言われたので、ほとんどそのおトク感だけで決めてしまいました。出来るだけ、生活費を抑えたかったので^^;

そこもまたなかなか年季が入っている一軒家で、1階には管理人さんの兄弟ご家族が住んでいて、半地下(ベースメント)を学生、留学生たちに貸し出している形態でした。その半地下(ベースメント)には4部屋あり、その一つが私、その他3部屋には日本人女性2人と台湾人女性が住んでいました。キッチンとお風呂&トイレはその女性4人でシェアです。洗濯機・乾燥機はコインランドリーになっていて、4人でシェアでした。玄関は私たち、テナント専用入り口がお家の裏にあり、管理人さんの兄弟ご家族用の正面玄関とは別になっていました。

日本人向け情報サイトで探したところなので、英語環境のルームシェアではありませんが、語学学校ではなるべく多国籍の友達と話すようにしていた私にとっては、住むところは一番落ち着く日本語が通じる環境でうまく精神バランスがとれたと思います。

台湾人女性の方とは英語でしたが、やっぱり同じアジア人同士だからか、お互いカタコト英語でもわりとコミュニケーションがとりやすかったです。

カナダに来てまだ約2ヶ月の私はまだまだカナダ新米なので、学校から帰ってきて、私より長く滞在しているルームメイトの日本人から生活情報やその他いろいろな話を聞いたり、アドバイスをもらえるのはありがたかったです。

あれから7年以上経った今でも、このルームシェアで出会った1人の日本人女性の方とはよいお友達です。彼女もまたカナダに移民して、最近までバンクーバーに住んでいました。現在は彼女にとっての思い出の地、カナダ東部のモントリオールへ引越していってしまいました。また何らかの機会があれば、またバンクーバーに戻ってくるかもしれないそうです。

 

衝撃!き、きのこが!

結局、このルームシェア物件にはモントリオール校に編入するまでの約3ヶ月間ほど滞在しました。

ここのルームシェアで一番衝撃的だった経験は、お風呂&トイレのところにきのこが生えてきたことです。最初はきのことは知らず(だって全然きのこのような形じゃなかったんですよ!なんかナメクジみたいな滑らかな肌色の物体。。)、何コレ気持ち悪いと思って触らずにいると、いつの間にかなくなっているので、ルームメイトに聞いてみたら、それがきのこだったことが判明。誰かがとっても、またしばらくするとしぶとく生えてくる、の繰り返しでした。

いや~、これまたスゴイところに住んでしまったなあ。

こんなところに住んだことのある人はなかなかいないんじゃないかと思います^^;

私はホントに世間知らずでした。お部屋探しのときにもっと目を光らせて、細かくチェックするべきですよね。おトク情報に流された、浅はかな無知な私でした。

今考えてみると、月350ドル(3万5千円)でももっといい物件あったと思います。なんか早く決めてしまいたくて、焦っていたのでしょかね。それにしても。。。

 

 

続く‥

saachi
【属性】2児のママ/グラフィック&WEBデザイナー
【性別】女性
【自己紹介】
カナダ在住歴約10年。日系カナダ人夫と娘2人と4人暮らし。家事・育児のかたわらフリーランスのグラフィック&WEBデザイナーとして活動中。

横浜市立大学商学部卒業後、医薬品商社にて営業として勤務。その後、デザインに関わる仕事をしたいという夢を捨てきれず退社。語学留学を始めにカナダ発上陸、現地のグラフィックWEBデザイン専門学校を卒業後、グラフィックWEBデザイナーとして現地の印刷会社、IT教育 ベンチャー企業、大手電化製品販売会社の本社勤務を経て現在にいたる。